いよいよ渡航に向けて動きだすことになりました。
サボっていたブログにもかけることが増えてきたので、どんどん書いていこうと思います。
今日は、デンマークのビザ(滞在許可証)取得に向けて書類を準備した話です。その後、アプリケーションの提出・生体認証を進めて正式な申請をします。
※本記事の内容は2021年6月時点の情報です。
まず覚えておきたいこと
デンマークに90日以上滞在をする場合は、滞在許可証を取得する必要があります。
デンマークに渡航する日本国籍の方へ
日本国籍の方は90日以内での観光・出張・会議出席・短期講座出席・親族や知人訪問等の目的でデンマークに滞在する場合はビザを取得する必要はありません。
90日を超えて滞在する場合は、就労あるいは居住許可を取得する必要があります。(在日デンマーク大使館のサイトより抜粋)
滞在許可証の審査や発行は、デンマーク移民局(SIRI)が行なっています。日本ではVFSグローバル(東京・浜松町)という事業者が、審査に必要な生体認証(顔写真・指紋認証)の取得代行を担っています。
書類や審査に関する質問は、全てSIRIに問い合わせる必要があります。一度、VFSに問い合わせをしたところ「中身に関する質問には一切お答えできません」とのことでした。
どの滞在許可証が必要か確認する
全ての情報はデンマーク移民局(SIRI)が提供するnew to denmarkです。You want to apply から、それぞれの滞在許可証の案内ページに飛ぶことができます。
デンマーク語のサイトですが、英語を選択するか、Google Chromeなどのブラウザで自動翻訳して読めます。
わが家では、2種類の滞在許可証が必要です。
- Guest Researcher(以下、ゲストリサーチャービザ)
- Accompany Family for workers(以下、家族帯同ビザ)
年齢にかかわらず滞在許可証は必要になるので、家族帯同ビザは3人分(配偶者、子ども2人)を準備します。
それぞれに必要な書類を確認する
ゲストリサーチャービザ
夫はゲストリサーチャーのビザに申請します。
◆必要な書類
- ビザ申請料の領収書コピー
- パスポートのコピー
- 招聘状
- 修士卒業証明書
- 経済的に自立できることの証明書
原本が日本語の場合はデンマーク語か英語に翻訳されたものも提出する必要があります。
(原文ママ)
家族帯同ビザ
次に家族向けの書類も同じように準備が必要です。
◆必要な書類
- ビザ申請料の領収書コピー
- パスポートのコピー
- 婚姻証明書(配偶者)
- 出生証明書(子ども)
- 経済的に援助が受けられることの証明書
(原文ママ)
必要な書類を準備する
一つ一つ書類に中身、下準備の方法をみていきます。
ゲストリサーチャービザ
修士卒業証明書
日本の出身大学に卒業証明書(英語、日本語)の提出を依頼しました。
招聘状
夫は現地の大学に所属するので、滞在予定の大学に依頼しました。
経済的に自立できることの証明書
ゲストリサーチャーはデンマーク国内で給与を受け取らない人向けのビザです。給与がなくても、現地で生活できることを証明する必要があります。
夫は、日本で所属する企業から給与をもらうため、給与見込みの証明を出してもらいました。帯同する家族の人数によっても必要な金額が異なります。こちらから詳細を確認しました。
家族帯同ビザ
婚姻証明書&出生証明書
いずれも戸籍謄本を取得し、英訳とアポスティーユ認証を行政書士さんに依頼しました。いくつかの行政書士さんに相談したところ、出生証明書は戸籍抄本を使うこともあるそうです。ビザの申請にはスキャンしたものをアップロードすればいいので、1部だけ取得しました。(原本の提出は不要)
今回は、アポスティーユ申請代行センター様にお願いしました。ホームページから問い合わせ、10日ほど、約5万円程で対応くださいました。とても丁寧かつ迅速な対応を下さったので、オススメです。オプション料金で、スキャンデータも頼めたのでお願いし、そのまま申請に使いました。
経済的に援助が受けられることの証明書
現地で生活するだけの経済力があることの証明が必要です。夫がビザ申請にあたって取得した給与見込み証明を使います。
共通で必要だったもの
ビザ申請料の領収書コピー
こちらはかなりトラブりました。のちの記事で詳述します。
パスポートのコピー
自宅のスキャナーで1ページずつコピーをしました。地味に時間がかかります。
一番時間がかかったのは、現地の大学から招聘状をもらうところです。時差もありますし、季節によってはバケーションに入ってしまうことも。一番早くに動いたほうがいいかもしれません。
こんな感じで、滞在許可申請に向けて書類を準備しました。下準備にも時間がかかったので、取得を検討されている方はできるところから始めることをオススメします。
デンマークの滞在許可証(Work, Accompany)に関する体験記があまり見つからず、これらの記事も参考させていただいてました。