先日、デンマーク渡航にあたり海外引越の業者さんに下見・見積もりに来ていただきました。わが家は初めての海外渡航だったので色々と教えてもらい、ようやく荷物の仕分け・整理に着手しました。
引越業者によって細かい違いがあるかと思いますが、一般的な海外引越しの注意点、特にデンマーク向けに注意しなければいけない点について聞いたことをご紹介します。
デンマークまでの船便・航空便の所要日数
どれくらいの期間で到着するの?という点です。
出荷からご配達までの所要日数は、航空便は2-3週間、船便は2,3か月となります。
他の欧州諸国とあまり変わらなそうです。
ただ、船便はコロナウイルスの影響で、コンテナ不足、コンテナ船のスペース逼迫、船の遅れが発生しているため上記日数より時間がかかる可能性もあるかと存じます。
実際にイギリス宛の船便の運搬状況を確認してもらってたところ、通常2ヶ月〜2ヶ月半のところ3ヶ月を要しているとのことです。船便は通常よりも時間がかかると思っておいたほうがよさそうです。(2021年夏時点の情報です。)
船便・航空便に搭載できないもの
こちらは引越業者、渡航先によって様々だと思います。
我が家でお世話になった引越し事業者では、以下の発送はダメでした。
- 貴重品(通帳、印鑑、有価証券、宝飾品、美術品など)
- 危険物(スプレー缶、火気注意・厳禁の記載のあるアルコール消毒液等を含む)
- ワシントン条約対象品、種子、土
- 食品、処方薬
食品がNGだったので、日本食のストックは飛行機の預入荷物としてダンボールに詰めて持って行きました。
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集荷のタイミング
わが家は航空便・船便まとめて集荷・発送を依頼し、渡航前日にきてもらいました。梱包は引越し業者さんがやってくださるので、自分たちは船便・航空便を仕分けだけ行いました。家族四人分・3LDKの荷物でしたが、プロの梱包により3−4時間くらいで全ての集荷が終わりました。
発送のタイミング
新型コロナウイルス感染症による影響で、デンマーク向けの貨物は荷主のCPR番号がないと発送できないそうです。荷物だけ先に送られて、肝心の本人は渡航キャンセルとなる事例があるのだとか。(2021年夏時点の情報です。現在は変わっている可能性があるため船便の取り扱い事業者・引越し事業者にお問い合わせください)
デンマークでの輸入通関手続きには、荷主の方の住民登録(CPR番号)が必要となります。
船便は時間がかかるので先に日本を出航してもらえたらいいのですが、それもNGだそうです。また、滞在許可が下りる際に発行されるCPR番号(アクティベーション前)もダメだそうです。
▼スケジュールはこのようになります。
- 本人出国前に荷物の集荷
- 本人が渡航し、現地でCPR番号を取得
- 日本に留まっている荷物の発送依頼
そのため、急いで賃貸住居の鍵の引き渡しを済ませ「家の契約書あるよ!確実にデンマークにいるよ!」と交渉したところ、発送してもらえました。お急ぎの方はお試しください。
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一般的な見積・下見のコツ
所属する会社にて容量制限があるかもしれませんが、下見時点ではなるべく多くのものを持っていく前提で見積もりすることをオススメします。荷物ごとの重量・容量目安のリストをもらえたため、制限オーバーしている場合はリストをにらめっこしながら荷物を減らしていけば大丈夫です。
なお、わが家は全ての大型家具家電を持っていくつもりでしたが、当然容量の関係上持ち込めず半分に減らしました。
ここまで、海外発送の注意点やデンマーク向けの注意点をご紹介しました。
コロナ禍ということもあってか、CPR番号がないと荷物を発送してもらえない点が大変でした。
CPR番号の取得はスムーズに取得できればいいですが、一筋縄ではいかないという体験談も見たことがあります。
荷物の発送はすぐにされないかも、、、と念頭においておいた方がいいかもしれません。
なお、引越しに向けて圧縮袋が大活躍でした。