デンマークは福祉や教育の手厚さで知られています。
帯同をみすえてデンマーク語を勉強する方法について調べていたところ、デンマークに移住する外国人向けに「無料」でデンマーク語講座が受けられる制度がありました。
渡航はまだ先ですが、どのような制度かを調べたのでご紹介したいと思います。
各自治体で同様の制度があるようです。
デンマーク語講座の概要
国の施策として、デンマークに住む外国人に向けて政府がサポートしている無料のデンマーク語講座になります。管轄は「the Ministry for Refugee, Immigration and Integration Affairs」、移民や難民を管轄する省庁がやっているようです。
講座を受講する要件
講座を受講できる条件は3点あげられています。
- 18歳以上であること
- 自活していること(労働者、学生、帯同者、EU/EEA住民、オペア)
- CPR番号を持っていること
自活していること、については「Self-Supporting Citizen」と書かれていました。何らかの支援や給付などの公的保証の対象ではない人を指していると思われます。
講座への申し込み方法
講座への申し込みは、各自治体への住民登録を契機に始まります。
以下の3ステップで受講することになります。
コペンハーゲン市では2つの語学教室が政府の認証機関として紹介されています。
ただし上記2つの語学学校に限らず、各人の好きな学校を選ぶことができるようです。
料金について
初めに記載した通り、受講料は無料です。
ただし、受講時にデポジットとしDKK2,000(約3.3万円)を支払います。返金のタイミングや方法については、各語学教室への問い合わせとなるようです。
受講するクラスについて
受講者の教育水準や英語レベルによって、Danish Education 1〜3に振り分けられるそうです。それぞれのクラスはModule1〜6に分かれており、指定の期間内にModuleをクリアしていくことになるようです。公式サイトから概要図をお借りしました。 それぞれ筆記・会話の2本立てて学んでいくことになるようです。
日本でも各自治体ごとに日本語講座やボランティアによる教室が開催されています。ただし、デンマークのように政府主導で体系だったサポートではありません。せっかくの機会があるのであれば、現地での生活のためにも勉強をしてみたいなと思いました。
◆デンマーク語をどれくらい力を入れて勉強するか考えた記事です
◆英語の中上級者向けの記事です