海外赴任へ子連れで帯同する場合、子供達が新しい環境に慣れてくれるかは大きな不安ですよね。
- シャイなところがあるので、行きたくないと言い出したらどうしよう...
- 同じく英語に慣れていない子はどうやって慣れていくのだろう...
と私も数々の体験記ブログを読み漁りました。
異なる環境への順応しやすさは、個人差が大きく出ます。だからこそ、どのようなケースがあるか知ることで親も心構えができますよね。
この記事は、純ジャパ・英語ゼロの子供が海外赴任先でインターナショナル幼稚園(=プリスクール)に入って初めの1ヶ月の様子を綴った記録です。
上述の親の心配は他所に、現在はプリスクールに通っています。通いだす前から通い出してからまでの過程を記したいと思います。
プロフィール
- 性格はすこしシャイ、外遊び大好き
- 日本では0歳から保育園に通っており、通園することには抵抗がない
- 両親日本人のため英語はゼロ、フルーツや色、英語の歌など少しは触れていったけど(私の努力不足により)習得したとは言えないレベル
- 選んだのはプリスクール、言語は英語
- 園児の国籍は様々
入園前の事前準備
- 渡航前からデンマークに行ったら、デンマークの幼稚園に行くことを刷り込んできました
- プリスクールの見学は一緒に行きました。園庭に遊具がたくさんあったので「楽しそうだね、遊びたいね」と声かけをしていました
- 入園グッズ(上靴やお洋服)は一緒に選び好きなグッズで揃えました
- 英語は結局ほとんど習得できませんでした。Yes, Noくらい。申し訳程度にYoutubeで英語の歌を聴いていました
入園1ヶ月目の赤裸々記録集
緊張で乗り切った1週目
- 登園初日、主任の先生に挨拶しロッカー、教室と一緒に回りました。トイレの位置だけ親から先生に確認し、先生に連れられ教室の奥に入って行きました。泣くこともなく、その場でさようなら。1時間半ほどの慣らし保育でしたが、帰宅時の第一声は「楽しかった!」「砂場が楽しかった。もっと遊びたいから、明日はプリスクールでお昼を食べたい」とのこと。
- 登園2日目、翌日も泣くことはなく、あっさりさようなら。何度確認してもプリスクールでお昼が食べたいというので、迎えはランチ後に調整。迎えに行くとちょうどランチから外遊びに出るところで帰宅を渋られるw ライ麦のサンドイッチはおかわりもしたそうです。
- 登園3日目以降、徐々に滞在時間を伸ばし、最終日には15時までの滞在となりました。英語は分からないそうですが、室内に目新しいおもちゃが多いこと、屋外遊びも楽しんでいるようで、行きしぶりはありませんでした。
シクシク...疲れが出てきた2週目
- 2週目は疲れが出てきたのかノスタルジーな週になりました。夜寝る前のベッドの中で「プリスクールはママがいなくて寂しいの」「悲しいの」と訴え、時折泣くこともありました。
- 翌朝になるとやや渋る感じはありますが、教室に入ってしまえば先生に連れられて泣かずにバイバイできました。
- 週の後半には先生に懐いてきたようで、じゃれ合う様子も見られました。
徐々に慣れてきた3週目
- 通園することが当たり前になってきたのか行き渋る様子はなく、夜も平和に過ごしています。
- 相変わらず先生やお友達が何を話しているかは分からないようですが、リピートされるフレーズは覚えてきました。(「Wash your hands」など)
- 園から送られてくる写真を一緒に見ると一緒に遊んだお友達を教えてくれます、ただ名前はわからないようです。
歌も覚えてきた4週目
- 通園自体には慣れました。先生やお友達が名前を呼びあっているのを聞いて「あの子は〇〇」と覚えているようです。
- クリスマスの季節だったので、クリスマスソングを何曲も覚えてきました。耳で聞いてそのまま歌っているのでめちゃくちゃ発音が綺麗です。(もちろん意味は分かっていない)
- 名前を聞きたいときは「What's your name?」と教えると、初めは恥ずかしがっていましたが、自分で聞くこともできたようです。
ということで、親の心配とは裏腹に何だかんだ通っています。言葉が通じない分、どのようにコミュニケーションをとってるか分からないのですが、本人曰くジェスチャー、身振り手振りとわずかな英語で理解しているようです。
日本では、ほぼ英語の準備をしていきませんでしたが唯一辞書のように持っていた絵本をご紹介します。英会話のイーオンさんが監修している音の出る英語の絵本です。
リンク
付属のペンで本の中の絵をタッチすると「Dog!」のように読み上げてくれます。幼児に必要な基本的な英単語と英会話が網羅されており、辞書がわりに使っています。何よりも親の下手な発音ではなく、ネイティブが読み上げてくれる単語を聞けるので重宝していました。
他の本と比較したことはないのですが、適度に必要な量・難易度の英単語が揃っており、初めての英語に触れるにはかなり有用だと思いました。